
TAKASHI
YASUNAMI
安並 貴史
学歴・研鑽
東京音楽大学大学院後期博士課程にて博士号(音楽)を取得したのち、ギルドホール音楽演劇学校(ロンドン)に留学してアーティストディプロマを取得する。これまでにピアノを石井克典、F・ガーボル、野島稔、R.オホラ、小川典子の各氏に師事。またE.ヴィルサラーゼ、G.ヴァチナーゼ、C.ドラフィ、B.ゲツケ、A.ピサレフ、K.フィッツジェラルド、R.グードらのマスタークラスで経験を積んだ。
主な受賞歴
- 第14回シューベルト国際コンクール 優勝
- 第10回浜松国際ピアノコンクール 入賞
- 第7回野島稔・よこすかピアノコンクール 優勝
- 第13回日本演奏家コンクール優勝、併せてヤマハ賞受賞
- 第1回Shigeru Kawai国際ピアノコンクール ファイナリスト入賞・その他、国内外で多数受賞
海外での活動
ドイツのシューベルト国際音楽祭に招待されたほか、ドイツのCalifornia International Music Festival、イタリアのVilla Sandra Piano
Academy、アメリカのClassical Bridge International Music Festivalでリサイタルを行う。
ロシアでは「日本の心」と題した邦人作品の演奏会で好評を博す。
室内楽・共演
室内楽においてはヴァイオリンの篠崎史紀氏、チェロの桑田歩氏 等と共演。これまでにマーティン・フランツ指揮/デュースブルク管弦楽団、高関健指揮/東京交響楽団、広上淳一指揮/東京音楽大学創立111周年記念オーケストラ、松岡究指揮/清水フィルハーモニー管弦楽団、篠崎靖男指揮/静岡フィルハーモニー管弦楽団等と共演。
研究者
博士論文「E.ドホナーニの初期ピアノ作品 ―楽曲構成と演奏技巧の観点から―」にて博士号(音楽)を取得。
ほか論文「《4 つのラプソディ》Op.11:
―エルネー・ドホナーニの楽曲構成法―」やドホナーニの楽曲を収録したCDのリリース、ピアノ協奏曲の公演など、エルネー・ドホナーニのピアノ作品を国内初演含め多数演奏し、普及する活動を行う。



静岡県静岡市生まれ。4歳からヤマハ音楽教室でピアノを習い始める。
現在は国内外でのリサイタルやレクチャーコンサートのほか、東京と静岡を拠点にレッスンを行い、セミナーや学校訪問等で後進の育成にもあたっている。2019年にドホナーニのピアノ作品を収録した1stCD「ドホナーニ
4つの狂詩曲」(CADENZA)からリリース。2023年には2ndCD「シューベルト/ドホナーニ」(GWK Records)
をドイツ・マリーエンミュンスターでレコーディングし、同時に各都市で開催されたリサイタルはドイツ紙で大きく評価された。日本ショパン協会正会員。ロームミュージックファンデーション2024年度奨学生。